12月9日月ヶ岡特別支援学校にて、平成28年度第2回県央圏域療育支援部会研修会を開催しました。
県央圏域療育支援部会にて、『教育と福祉の連携』について協議されており、その取り組みの一環として本研修会を開催することになりました。本研修会は、当センターとはまぐみ小児療育センター療育支援室、月ヶ岡特別支援学校、三条地域振興局健康福祉環境部でワーキングチームを作って企画しています。
第2回は前回に引き続き、相談支援事業所の相談支援専門員と特別支援学校の教職員の『顔の見えるネットワークづくり』を構築することを目的として、前回の傾聴のお話を受け、保護者からの苦情対応について、ロールプレイを交えて研修を行いました。
ロールプレイは『利用者間のトラブルでけがをさせてしまった保護者との面談』という設定で、保護者役、対応する職員役2名、記録者1名で行いました。保護者役には事前にその保護者の背景や心境などを事前に伝えておきました。
【ロールプレイの様子】
ロールプレイをやってみて、保護者役からは『聞いてもらえた感がった』『穏やかな対応をしてもらえて話すことの整理ができた』『辛い思いを受け止めてもらえると感じた』『ご家族も大変だ、頑張っているなどねぎらいの声をかけてもらえた』などの感想が聞かれました。その反面『早々に謝罪と今後の対応を話されて、良かったと思う反面、話したりないというモヤモヤ感が残った』という意見もありました。
福祉職も教員も対人援助職であり、相手の話を聞き、信頼関係を構築するという点では同じです。今回の研修を機に、教育と福祉の連携強化に努めていきたいと思います