社会福祉法人県央福祉会は、新潟県三条市を中心に福祉サービスを事業運営しています。

長久の家からのお知らせ

相談支援センターハート 相談支援ケース検討会に参加しました!

 11月20日15:00から、三条市役所にて相談支援ケース検討会が開催されました。相談支援ケース検討会は、三条市地域自立支援協議会の取り組みの一つとして三条市内の相談支援専門員のスキルアップを目的に行われているものです。

 今回は、日常業務の中で障害児の計画作成に苦労しているとの課題があり、計画作成にかかるアセスメントから見立てるところまでの研修をしたいということになり、新潟県はまぐみ小児療育センターと、新潟県発達障害者支援センターRISEの協力を得て研修会として開催することになりました。

 新潟県はまぐみ小児療育センター療育支援室 細野 純子主査から、『アセスメント表作成のために必要な基礎知識』として講義をしていただきました。児童の発達について、『この年齢になるとこれができるようになる。』といった基本的なことから、アセスメントをする際にどんなことに着目するのかについてお話をしていただきました。今までこういった基礎知識もないまま計画を作成していたので、難しい面も多かったと思われとても良い機会になったと感じました。

【細野主査の講義の様子】

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 新潟県発達障害者支援センターRISE 山本 勝也コーディネーターから、『保護者に対するアセスメント~共働支援モデル~』というテーマでお話をしていただきました。児童のアセスメントは母親からが中心となり、母親との接し方がとても重要です。支援を必要としている母親は、子育てにストレスを感じていることが多く、我々支援者は専門家として指導的になるのではなく、寄り添いの姿勢、一緒にお子さんを支援していくという共働の姿勢を持って接することが重要だとのお話でした。

 【山本コーディネーターの講義の様子】

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 当センター阿部主任アドバイザーより、『児童の計画作成のポイント』としてお話ししました。今まで当センターで計画を作成してきた中での留意点や、どこに着目して作成してきたかについてお話しました。

 その後、参加者全員でグループワークを行い、今困っていることや今日の研修で感じたことを話し合いました。基礎知識もままならないまま始めてしまっていた児童の支援ですが、これを機に各自研鑽を積みより良い計画が作成できるようにしていこうという機運になりました。また、細野主査からは、まだまだ児童の支援に相談支援専門員の役割が浸透していないので難しいことも多かったと思う。ただ、その児童のライフステージ全般に縦軸としてかかわれるのは相談支援専門員である。難しいケースの成人の支援をしてきた皆さんならきっとできる。頑張っていってほしいとのエールもいただきました。

 今回の研修を通して三条市内の相談支援専門員のスキルアップにつながったと思います。圏域センターとして人材育成も業務の一つなので、これからも三条市に限らず圏域全体の相談支援専門員のスキルアップにつながる取り組みを行っていきたいと思います。

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