7月27日、燕三条地場産業振興センターリサーチコアにおいて行われた新潟県介護福祉士会 現員研修で事例発表を行いました。
この研修会は新潟県介護福祉士会で、毎年行っている研修会とのことでしたが、知的障がいをテーマとするのは初めての試みとのことでした。
メイン講師である 新潟県コロニーにいがた白岩の里 企画相談室 中村 章一 室長からの依頼をうけて、知的障がいのある方の支援の実際について、相談支援センターハート 阿部アドバイザー、長久の家 渡辺サービス管理責任者で事例発表を行いました。
研修の中のグループワークにおいて、知的障がいのある方のイメージについて受講者から『怖い』『何をするかわからない』というマイナスのものから『純粋』『できることもたくさんある』というプラスのものまであり、知的障がいのある方の受け止め方は様々なのだというを感じました。
相談支援センターハート 阿部アドバイザーからアパートで生活している方の事例について、ご本人の希望に寄り添いながら、ご本人の意思決定を大切にして、地域での生活をサポートしていることに重点を置きお話させていただきました。
【事例発表の様子】
長久の家渡辺サービス管理責任者からグループホームでの支援について、当法人のグループホームの現状、生活支援員と世話人の業務の違いについて説明した後、渡辺サービス管理責任者から当事者の方へインタビュー形式でお話を伺いました。当事者の方が今の生活、今後の希望などをしっかりとお話してくれたため、受講者は興味深く聞いてくれていましたし、知的障害のある方生活についてのイメージも持てたのではないかと思います。その後、運転免許証取得を目指す方の支援についても、事例発表を行いました。
【発表と当事者インタビューの様子】
今まで知的障がいのある方だけでなく、障がいのある方とあまり接していなかった方々へ、障害のある方の生活や、実際の支援などを紹介する良い機会になったと感じました。