社会福祉法人県央福祉会は、新潟県三条市を中心に福祉サービスを事業運営しています。

長久の家からのお知らせ

相談支援センターハート 一般社団法人 新潟県相談支援専門員協会 総会時研修に参加しました!

 6月10日に燕三条地場産業振興センター リサーチコア マルチメディアホールにて、一般社団法人 新潟県相談支援専門員協会 総会時研修が開催されました。今年度は『地域生活をデザインする』と題し、相談支援専門員の人材育成と地域生活支援拠点をテーマに取り上げました。

 一般社団法人新潟県相談支援専門員協会は、昨年度一般社団法人となり、相談支援専門員のスキルアップを目的に活動しています。その意味でも法定研修である『相談支援従事者初任者研修』と『相談支援従事者現任研修』の委託を受けることを目標としており、協会の渡邊代表から研修の前に行われた社員総会で30年度から法定研修の委託を受ける方向で活動していくとの説明がありました。

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【渡邊代表のあいさつの様子】

 

 基調講演では特定非営利活動法人 長野県相談支援専門員協会 副代表 丸山 哲様から、長野県相談支援専門員協会の人材育成の取り組みについてお話がありました。長野県相談支援専門員協会では法定研修である『相談支援従事者初任者研修』『相談支援従事者現認研修』の他に、障がい者福祉全体の新人研修を行っているとのことでした。入職して間もない職員にできるだけ早い段階に、本質的なことを丁寧に伝え、ケアマネージメントの視点を伝えるためだとのことです。また『サービス管理責任者研修』も行っており、障害福祉に関係するすべての人材を育成しているということでした。お話の中で印象的だったのが、『人材育成は仲間を増やすこと』ということでした。同じ目的を持つ仲間を増やすことが人材育成の根幹だとのことでした。そういって意味でも相談支援専門員協会が担う役割が重要になると感じました。

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【基調講演の様子】

 シンポジウムのテーマは『地域生活支援拠点』についてでした。上越市と長野県北信圏域の先進的取り組みを聞くことができました。社会福祉法人みんなでいきるでは、上越市の事業として安心コールセンター事業を行っています。みんなでいきるでは、障害のある方に限らす、子供から高齢者まで緊急対応を行っているとのことで、年間1000件以上の緊急ケースに対応しているとのことでした。北信圏域では登録制をとり、対応しているとのことでしたが、登録外の相談にも対応しているとのことでした。どちらの地域も緊急対応そのものよりも、緊急対応した後、緊急対応を繰り返さない再発予防機能が大事だとのことでした。

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【シンポジウムの様子】

 『地域生活支援拠点』では専任のコーディネーターを配置して、緊急対応はもちろん再発予防も考えていくことが重要だと痛感しました。今後、三条市でも地域生活支援拠点がどうあるべきかを検討していく必要性を感じました。

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