社会福祉法人県央福祉会は、新潟県三条市を中心に福祉サービスを事業運営しています。

長久の家からのお知らせ

就業・生活支援センターハート 就業支援ネットワーク会議

 2月23日、燕三条地場産業振興センターにて「平成28年度 就労支援ネットワーク会議」を開催いたしました。例年では関係機関連絡調整会議と称しておりましたが今年度より名称を変更し、行政、ハローワーク、就労支援事業所、特別支援学校、テクノスクールなど各関係機関から参加いただきました。

 前段は医療法人恵愛会 大島病院の精神保健福祉士より「医療機関における就労支援について」、新潟障害者職業センターの主任障害者職業カウンセラーより「精神障がい、発達障がい者の就労支援について」を演題に講演していただきました。

 病院デイケアを利用している時に本人の働き方など希望を聴き取り、それに向けてどのように実現していくか地域の支援事業所や相談支援事業所を交え、話し合いながら進めていくとのことです。また、就労中の方でもデイケアを利用されており、仕事上の悩みについて相談受けたり、本人の不調となるサインを感じたら支援者を交えて相談しているとのことです。

 働き続けるために、精神障がい者の就労支援としては定期的な面談、日誌の活用が有効であること、発達障がい者の場合は自身が特性を理解しその対処方法を身につけることがポイントとのことです。いずれも、まず障害を受容しているかどうかがカギとなると話されています。

 後段は、5グループに分かれて「職業準備性を高めるために」をテーマに、各関係機関でどのような取り組みをされているのか、また課題となっていることなどの意見交換をしました。障害に対して自己理解がなされていても、家族の理解がなく苦しい状況であること、本人・家族共に理解が乏しくグレーのままで相談があり対応に苦慮していること等、様々な話を聞かせてもらいました。

 平成30年度より、精神障がい者が雇用率の算定に加わります。今後も障がい者の雇用が促進、定着されるよう、当所でも努めていきたいと思います。

 P1080044  講演の様子

P1080047 グループワークの様子

 

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