社会福祉法人県央福祉会は、新潟県三条市を中心に福祉サービスを事業運営しています。

長久の家からのお知らせ

相談支援センターハート  第1回 県央圏域相談支援事業部会 自主学習会を開催しました!

 4月18日13:30から新潟県三条地域振興局において、平成28年度第1回 県央圏域相談支援事業部会 自主学習会を開催しました。毎年この時期に新たに相談支援専門員になった方を対象に行っています。

 今年度は、まず、新潟県三条地域振興局健康福祉環境部地域福祉課 高橋 優課長代理より、県央圏域障害者地域生活支援連絡調整会議の組織について説明していただきました。この自主学習会もその組織の一部です。

 その後、当センター主任アドバイザー阿部から、相談支援専門員の役割についてお話ししました。昨年度までは、主にサービス等利用計画の作成の仕方を説明していたのですが、今年度からは趣向を変え、『計画相談と基本相談の違い』『傾聴』『意思決定支援』『小さなケアマネと大きなケアマネ』のお話をしました。

 サービス等利用計画が業務の中心となってしまうのは仕方がないことですが、障害福祉サービスにつながらないような方からの相談や、直接障害福祉サービスとは関係ない相談などに丁寧に対応していくことが、今相談支援専門員に求められているものだと伝えました。

 傾聴のお話は、相談者のお話をどのように聞くかについてお話ししました。

 意思決定支援については、判断能力に課題のある当事者の意思決定をどのように支援していくかについてお話しました。当事者の想いと支援者の考えることとが違うことはよくあることです。支援者の考えを押し付けず、かといって間違った方向に当事者が向かわないようにすることはとても難しいことです。そこをどうすり合わせていくか、当事者の想いに寄り添いながら支援していくことが大事だと考えています。

 個人のケアマネジメントだけが相談支援専門員の役割ではありません。個人の支援を通して明らかになった地域の課題を自立支援協議会などのツールを利用して解決していく地域づくり【大きなケアマネ】も相談支援専門員の大事な役割だと考えています。

 相談支援専門員になりたての方にどこまで伝わったのかわかりませんが、個人の支援を通じて、地域を変えていける相談支援専門員になっていてほしいという思いでお話をさせていただきました。

 今年度は自主学習会をワーキング方式で圏域内の相談支援専門員で運営していくことになっています。第2回以降のテーマは、ワーキングで話し合われて決めていくことになっています。

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