社会福祉法人県央福祉会は、新潟県三条市を中心に福祉サービスを事業運営しています。

長久の家からのお知らせ

相談支援センターハート 新潟県相談支援専門員協会法人設立記念研修会が開催されました!

 4月16日13:30から燕三条地場産業振興センターリサーチコア7階マルチメディアホールにおいて、新潟県相談支援専門員協会法人設立記念研修会が開催されました。新潟県相談支援専門員協会は平成28年6月1日より一般社団法人化されることを記念して行われ、サービス等利用計画の作成率がほぼ100%となった今、相談支援専門員に求められていることは何かをもう一度考えなおす研修となっています。

 第1部は、一般社団法人ソラティオ代表理事 岡部 正文氏と日本相談支援専門員協会顧問 福岡 寿氏お二方から講演していただきました。岡部氏は2年前までは柏崎市の茨内地域生活支援センターで相談支援専門員や、中越圏域の専門相談員として活躍され、現在は東京都荒川区で相談支援センターあらかわを運営、指定特定相談支援事業と指定一般相談支援事業だけで経営できるビジネスモデルを展開されています。相談支援事業のみで生き残るために、訪問やモニタリングを効率化し業務にあたっているとのことでした。東京23区という地域性もあり、地方では相談支援事業だけで経営することは難しいとは思いましたが、難しいことにあえて挑戦していくことに意義があると感じました。

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【岡部 正文氏の講演の様子】

 福岡氏は、障害福祉分野では知る人ぞ知る存在ですが、今回もいつも通りユーモアたっぷりの講演でした。相談支援専門員とサービス管理責任者の連携が大事ということは、古くて新しい話ですが、サービス管理責任者は現場と相談の中間的存在で、今は49:51で現場寄りでも51:49で相談寄りのサービス管理責任者が増えてくると連携がよりしやすくなるというお話、相談支援専門員は間接的な支援しかできないので、現場の職員をリスペクトすることが大事だというお話が印象に残りました。

 第2部のシンポジウムでは、上中下越ブロックの代表と、岡部氏、福岡氏、新潟県相談支援専門員協会渡邊代表、新潟県障害福祉課島田課長代理という顔ぶれで行われました。各ブロック代表のお話の中で相談支援専門員は、自分の仕事にやりがいやプライドを持てるほど、法人内の地位が確立されていないと感じられました。そんな現状もありバーンアウトしやすい相談支援専門員ではありますが、障がい当事者の今までに見せなかったきらりと光る一面に気付いた時など、また頑張ろうという気持ちになれる『心の鉱脈』を見つけて、バーンアウトしない相談支援専門員になってほしいというお話は大変印象的でした。

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【シンポジウムの様子】

 これからの新潟県相談支援専門員協会は、相談支援専門員の情報交換、スーパーバイズの受けられる環境、新潟県と協働での人材育成などを担っていくとのことでした。

 

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