社会福祉法人県央福祉会は、新潟県三条市を中心に福祉サービスを事業運営しています。

長久の家からのお知らせ

相談支援センターハート 平成27年度 圏域別研修会(県央圏域)を開催しました!

 10月7日(水)13:30より三条東公民館において、平成27年度 圏域別研修会(県央圏域)を開催しました。

 今年度のテーマは「障害福祉サービスと介護保険制度の連携について」です。

 講義として、当センター 阿部 勝良 主任アドバイザーが、「障害福祉サービスの内容と介護保険との関係について」お話ししました。65歳以上の方や、40歳以上で特定疾患がある方は、障がいのある方も介護保険の対象となり、介護認定を受け非該当ではない場合には、介護保険が優先されること、介護保険にないメニューであれば、障害福祉サービスを併給できること、介護保険にあるメニューであっても、障がい特性を考慮した場合に、市町村が必要と認めた場合には併給が可能であることなどをお話ししました。

 その後、三条市地域包括支援センター嵐北 鈴木 泰子センター長 より「介護保険サービスの実情と障害福祉サービスとの関連」についてお話していただきました。介護保険は1割負担で負担額限度額があること、介護保険だけではその方を支えきれない場合には、障害福祉サービスも利用していく必要があること、そのためには介護保険分野、障害福祉分野の連携が今後重要となるとのお話でした。

 講義後、実際に障害福祉サービスと介護保険サービスを併用されている方の事例を基に、パネルディスカッションが行われました。地域生活支援センターやすらぎ 奥村 富美子 アドバイザーがコーディネーターを務め、三条市地域包括支援センター嵐北 平出 明彦 主任介護支援専門員、障害福祉サービス事業所いからし工房 長谷川 智恵子 業務課長、うらだての里ヘルパーステーション 成田 優子 管理者、当センター 滝沢 宏明 相談支援専門員の4名から事例発表をしていただきました。

 当初、お互いの専門性の違いから障害福祉分野の支援者と、介護保険分野の支援者で意思疎通がうまくいかないこともあったそうですが、『ご本人のために支援をする』という共通のミッションを通じて、お互いの役割分担がうまくいくようになり、連携して支援ができるようになったとのことでした。

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【パネルディスカッションの様子】

 その後、「障害福祉分野と介護保険分野が連携して支援するためには何が必要か」というテーマでグループワークを行いました。両分野での情報の共有、多職種での連携、お互いがお互いの制度への理解を深めることが必要という意見が出されました。

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【グループワークの様子】

 障がいのある方も、高齢化しています。今後は今以上に障害福祉分野と介護保険分野の連携が必要となってきます。今回の研修を機に、障害福祉分野と介護保険分野の連携をとるよいきっかけになればよいと感じました。

 

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